2025.11.06

【高大連携事業】観光の未来を創る挑戦!「門司観光プランコンテスト」活動報告

西南女学院大学と福岡県立門司大翔館高等学校が連携して実施した「門司観光プランコンテスト」は、地域社会との結びつきを深め、次世代の学びと成長を目指す高大連携事業として、大きな成果を収めました。このプロジェクトは、本学の建学の精神である「感恩奉仕」に基づき、地域貢献を目的としています。

 

1. プロジェクト概要 「学生・生徒による地域課題の深掘り」

本コンテストは2025年5月から10月末にかけて実施され、西南女学院大学人文学部観光文化学科の学生約10名と、門司大翔館高校2年生39名が参加しました。

参加者はまず、門司が抱える現実の課題を再認識する機会を得ました。審査員のコメントにもあったように、門司の課題はまさに少子高齢化であり、また観光客が日帰りの滞在が中心であり、滞在時間が短いという点でした。

学生・生徒たちはこれらの課題に対し、「若者の交流を生む」「経済効果を生み出す」といった専門的な言葉を用いながら、一生懸命に調査研究を進めました。この研究の深さについて、審査員からは「ものすごく刺激になった」「まるで会社の会議に出ているような気分」であったと、そのレベルの高さに驚きの声が上がりました。

 

2. 提案内容のレベルと専門家による審査

最終目標である10月30日のコンテストでは、高校生と大学生の混合5班(A~E班)が、PPTスライドを用いて具体的な観光プランを発表しました。

提案されたプランには、魅力を高める旅行参加者(お客さん)の再動性(また来てもらえるか)に着目したもの や、滞在時間を伸ばし経済効果を高めるための宿泊を取り入れた一泊二日プラン、あるいはバスを使ったコース提案 など、多岐にわたる解決策が含まれていました。

また、観光客が一か所に集中してしまうという課題(分散設備)を解決するため、場所を移したり、範囲や時間を広げたりするといった具体的な解決策が講じられました。

 

  

 

厳格な審査基準とプロの目線

提案されたプランは、単なる夢物語ではなく、実際に商品化の可能性を見据えた厳格な評価を受けました。審査員は、門司区役所総務企画課、北九州観光コンベンションセンター、一般社団法人TSUNAGU、株式会社JTBという観光や地域活性化のプロフェッショナル4名が務めました。

評価は以下の5つの重要項目に基づき、専門的な視点から行われました。

 

1.集客性:その観光プランでターゲット層を本当に集められるか。

2.独創性:その観光プランは今までにないオリジナリティが溢れているか。

3.採算性:コストに見合う妥当なツアー代金になっているか、またツアー代金は集客上妥当か?

4.地産地消:その観光プランは地元のものをできるだけ取り入れている工夫があるか。

5.実行可能性:その観光プランは実行可能なプランであるか。

 

3. 未来への繋がり 「アイデアを「形」にする重要性」

審査員の講評では、アイデア出しは誰でもできることだが、実行して形にするのが99パーセントであるという、実践の重要性が強調されました。そして、自信を持って提案するなら、ぜひ実現に向けて形にしてほしいという激励が送られました。

実際に、審査員からは、プランを「形にしたい」という学生に対し、民泊を運営する高校生への支援起業支援といった例をあげ、具体的なサポートを提供する旨の提案もありました。

今回の活動は、参加した学生・生徒たちが観光への理解を深めるとともに、地域と連携しながら成長する貴重な機会となりました。この連携事業の成果は次年度以降の展開にも繋げられていきたいと考えています。