准教授 財津 倫⼦
私の授業 クリティカルケア看護学
患者体験ができる授業です。具体的には、実際に人工呼吸器をくわえて、呼吸器を装着している患者さんの患者体験ができます。呼吸器のタイミングと合わないといかに苦しいかや、閉塞性肺疾患の患者さんの呼吸体験等、受講者全員が体験できます(バクテリアフィルター付きのマウスピースを使用します。ご安心を)。学生の学びとして、「患者さんの表情を観察する大切さが実感できた」や「患者さんの不安を軽減するための声掛けの重要さがわかった」や「わかりやすく説明する大切さを学んだ」など、患者さんを思いやった学びが多いです。知識だけではなく、実体験を通して患者さんの苦痛や看護の根拠について学ぶことができる授業です。
メッセージ 私は、「看護学生のアタッチメントスタイルに即した実習指導は実習適応感を高めるのか」を検証する研究をしています。簡単に説明すると、看護学実習は、看護学生にとって必ず通らなければならない道です。その道を、不安に感じる学生さんが多い現状にあります。しかし、新しい環境そして全てが未経験のことが多い実習を不安に思ってしまうのは仕方のないことであると思います。その不安が軽減できるように、そして実習環境と適合できていると感じることができるように、学生さんの個別性に合わせた実習指導を実現したいと考えている研究です。一緒に実習を乗り越えていきましょう。
担当科目 看護のための臨床検査/成人急性期看護方法論/成人看護学演習/成人急性期看護学実習/看護総合実習/クリティカルケア看護学/継続支援実習/看護研究の基礎/卒業研究/看護学
研究分野 看護教育学/成⼈看護学
研究キーワード 看護⼤学⽣ 臨地実習適応感 アタッチメントスタイル/医療システム 退院調整 医療提供システム
所属学会 ⽇本看護管理学会/⽇本運動器学会(⽇本整形外科看護研究会より改名)/⽇本看護科学学会/⽇本看護学教育学会会員
著書・論文
  • 論文「看護学生のアタッチメントスタイルと実習適応感との関連―個人特性の理解を実習場面での指導に活かすために-」大分県立看護科学大学リポジトリ登録 -頁(単著)2023/3
  • 論文「ストーマ装具を装着した看護学生の生活体験からの気づき」西南女学院大学紀要,Vol.27 93-102頁(共著)2023/3
  • 論文「看護学科における初年次教育の取り組み」日本看護学教育学会誌,32(1-2) 27-38頁(単著)1905/7
  • 論文「看護学生のアタッチメントスタイルと実習適応感との関連」西南女学院大学紀要,Vol.24 11-21頁(単著)2020/3
  • 論文「看護学生の認知や感情に焦点を当てた臨地実習適応感の検討」日本看護学教育学会誌,28(2) 33-45頁(共著・筆頭)2019/1
  • 著書「根拠と急変対応からみたフィジカルアセスメント」医学書院 153-196頁(共著)2014/3
  • 論文「退院調整体制の整備に向けた調査研究」日本看護管理学会誌 33-42頁(共著・筆頭)2009/3
  • その他「疾患別看護過程の展開「肺癌」」プチナース 59-81頁(共著・筆頭)2008/8
  • その他「急性心筋梗塞患者の回復期の看護」プチナース 80-87頁(共著・筆頭)2008/4
  • その他「大腿骨近位部骨折のリハビリテーション」MEDICAL REHABILITATION 61-71頁(共著)2007/10
  • 論文「大腿骨頚部骨折急性期治療の標準化に向けた研究―日米のベンチマーキングを通して―」日本整形外科看護研究会誌,Vol.1 56-61頁(共著・筆頭)2006/4
  • その他「アウトカムマネジメントの視点からの老年看護学」臨床看護,32(4) 475-480頁(共著・筆頭)2006/3
  • 論文「大腿骨頚部骨折急性期治療の標準化に向けた研究―日米のベンチマーキングを通して―」広島大学大学院保健学研究科 修士論文発表 -頁(単著)2005/2
  • その他「退院指導とクリニカルパス‐診療ガイドラインをベースに構築する-」メディカ出版 整形外科看護 8-16頁(共著・筆頭)2005/1
  • その他「整形外科退院指導マニュアル」メディカ出版 整形外科看護 秋季増刊 54-60頁(共著)2004/12
  • その他「整形外科退院指導マニュアル」メディカ出版 整形外科看護 秋季増刊 8-16頁(共著・筆頭)2004/12
  • その他「ここまで違う!大腿骨頸部骨折のケア-退院後のサポートシステムと退院計画・退院指導の進め方-」月刊ナーシング,24(9) 50-55頁(共著・筆頭)2004/8
  • その他「ここまで違う!大腿骨頸部骨折のケア-早期離床とリハビリテーションの実際-」月刊ナーシング,24(9) 45-49頁(共著)2004/8
  • その他「ここまで違う!大腿骨頸部骨折のケア‐ケアとアウトカムの日米比較より‐」月刊ナーシング,24(9) 18-31頁(共著)2004/8
  • その他「大腿骨頸部骨折の医療ケアの標準化」Quality Nursing, 10(8) 6-20頁(共著)2004/8
  • その他「そのパス続けますか?最良のアウトカムのためのクリニカルパス」月刊ナーシング,23(14) 18-28頁(共著)2003/12
学会発表
  • 「看護学生のアタッチメントスタイルの傾向とその課題」 第42回日本看護科学学会学術集会 2022/12
  • 「看護学生のストーマ装具を装着した患者疑似体験による学び」 第41回日本看護科学学会学術集会 2021/12
  • 「Evaluation of Appropriate sites for intramuscular injection in the deltoid muscle」 The 1st International Nursing Research Conference of World Academy of Nursing Science 2009/09
  • 「看護系大学における組織的事業展開;フィジカルアセスメント能力向上を目指す教育プログラムの構築」 第28回日本看護科学学会 2008/12
  • 「看護系大学における組織的事業展開;社会人の学び直しを支援するe-learning」 第28回日本看護科学学会 2008/12
  • 「退院調整の整備に向けた研究」 第11回日本看護管理学会 2007/08
  • 「Benchmarking the treatment processes for femur neck fracture for comparison between Japan, US and UK」 Sigma Theta Tau International Honor Society of Nursing 2005/07
  • 「大腿骨頚部骨折急性期治療の標準化に向けた研究」 第5回日本整形外科看護研究会学術集会 2005/06
リサーチマップ https://researchmap.jp/apple-..research
社会活動
2024年4⽉〜2026年3⽉(2009年4⽉〜現在に⾄る)
⽇本運動器看護学会 ⽇本運動器看護学会査読委員
学内活動
2024年4⽉〜2025年3⽉
ハラスメント相談員
研究活動報告 研究活動報告
教員一覧