将来計画

西南女学院大学・西南女学院大学短期大学部
中期計画 「要」Transformation(2022-2026)

 西南女学院は1922年に米国南部バプテスト連盟の援助を基に設立され、今年で創立100周年を迎えます。「感恩奉仕」を建学の精神とし、キリスト教に基づく女子教育を一貫して継続し、多くの卒業生を輩出してきました。100年の歴史のなかで、高等教育の学府として、1950年に短期大学が、1994年に四年制大学が開設されました。時代の変遷とともに学部学科の改編や名称変更を行い、現在は大学に保健福祉学部(看護学科・福祉学科・栄養学科)、人文学部(英語学科・観光文化学科)、別科(助産別科)、そして短期大学部に保育科を擁する特色ある総合大学となっています。
 各学部学科ともに質の高い教育を行っている自負はありますが、18歳人口の減少や社会様式の変化に伴い、学科によっては学生定員を充足しない厳しい状況となっています。そこで、社会に求められる大学であり続けるために、直近の認証評価の結果を踏まえつつ、次の100年に向けて足場を固めるための中期計画「要」Transformation (2022-2026)を策定しました。
 本学の教育理念や使命・目的を再確認したうえで、ガバナンス機能を強化して、適正で効果的な教学マネジメントを確立します。教授方法の開発も含めて、教育の質のさらなる向上を目指します。また、学生の学修や生活支援を工夫して、安心安全な環境整備を含めて、学生支援を充実させます。研究活動や地域貢献活動も活性化させて、地域とともに発展する努力を継続します。これらの計画を円滑に推進するために、事務組織の改編を行います。そして、大学改革と並行して学生募集活動を見直し、定員充足による財政の健全化を図ることが本学の永続に必要な絶対条件です。
 この度の中期計画を理想論にすることなく、100年の歴史と伝統に培われた叡智を継承し、次の100年に向けた基盤を強固にすることが我々の使命です。中期計画を確実に達成するために、教職員が心をひとつにして、未来への希望と隣人への愛を持って、自らがすべきことを懸命に遂行していきます。これから5年間の我々の働きが本学の未来を左右するという期待感と危機感を持ち続け、新たな時代に向けた挑戦を始めます。

求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。(マタイによる福音書 7章7節)

2022年3月
学長 浅野 嘉延

西南女学院大学・西南女学院大学短期大学部
中期計画(2022~2026) アウトライン

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