学長メッセージ

ようこそ!
西南女学院大学へ!

  • 西南女学院大学
    西南女学院大学短期大学部
  • 学長浅野 嘉延

西南女学院は「感恩奉仕」を建学の精神とし、キリスト教に基づく女子教育を行う学院です。1922年に米国南部バプテスト連盟の援助を基に設立され、2022年に創立100周年を迎えました。これまで約7万5千人の卒業生を輩出し、卒業生たちは北九州のみならず日本中で活躍しています。

高等教育の学府として、1950年に短期大学、1994年に大学を設置し、現在、大学には保健福祉学部(看護学科・福祉学科・栄養学科)、人文学部(英語学科・観光文化学科)、別科(助産別科)、そして短期大学部には保育科を擁する特色ある大学となっています。医療福祉系と文科系の一見異質に見える組み合わせですが、それが融合することで、専門職者としての連携力や実践力を養うことができ、グローバルな視野を持って社会で活躍できる人材の育成が可能となっています。

本学ではコロナ禍のなかでも、学生さんの安心安全を確保しながら、教育の質を保証し、学生生活の楽しい思い出も提供することに努めてまいりました。2022年度からは全面的に対面授業とし、サークルやボランティア活動なども本格的に再開しています。キャンパス内で教職員や友人との交流が活発となり、本来の大学生らしい充実した生活が戻ってきています。また、2023年度からは全学部を対象とした希望者による海外研修を夏期休暇と春期休暇に計画しています。短期大学部の保育科では余裕をもって学ぶことができる3年制を2024年度から導入します。

西南女学院大学はすべての学生さんが夢を持ちながら安心して勉強できる環境にあります。学生生活を存分に楽しみながら、教養と専門知識を身に付け、卒業後に世の光となって社会で活躍できる力を養ってください。教職員一同は学生の皆さんのさまざまな夢を全力で応援しています。

ウクライナ情勢に関する
学長声明

 この度のロシアのウクライナ侵攻により、市民の平穏な日常生活が突然に破壊され、子どもや女性を含む多くのひとの生命が危機に瀕しています。武力行使により、尊い命や人生が奪われることを、絶対に許容することはできません。

 西南女学院は100年にわたって、信仰と希望と愛を大切にしたキリスト教主義教育を行ってまいりました。一貫して平和を希求し、感謝と思いやりの心を持って地域や国際社会に貢献する女性を育成してきました。

 西南女学院大学の保健福祉学部(看護学科、福祉学科、栄養学科)と別科(助産別科)では、対象者の生命、健康、生活を守ることを学んでいます。人文学部(英語学科、観光文化学科)では、国際交流や地域連携を通して他者の多様性を受け入れることを学んでいます。短期大学部(保育科)では幼児を慈しみ育てることを学んでいます。

 現在のウクライナでは、医療、福祉、教育の現場も壊滅的な被害を受けています。本学で学生たちが夢と希望を持って学んでいる全てのことが失われています。多くのひとの尊い命や人生が奪われている惨状に、深い悲しみと強い憤りを覚えます。

 皆で心を合わせて、一日も早い戦争の終結を祈りたいと思います。そして、対話による平和的な解決を求める世界中の人々との連帯を表明します。

The recent Russian invasion of Ukraine has destroyed the peaceful daily lives of its citizens and endangered the lives of many people, including children and women in the country. We must never allow the use of force to deprive people of their precious lives and livelihoods.

For 100 years, Seinan Jo Gakuin has provided a Christian education that emphasizes faith, hope, and love. We have consistently nurtured women who seek peace and can contribute to the local and international community with gratitude and compassion.

In Ukraine today, the medical, welfare, and educational sectors have also been devastated. Everything that students at our university are learning about filled with dreams and hopes for the future has been lost over there. I am deeply saddened and outraged by the Russian attack that has taken the precious lives and livelihoods of so many Ukrainian citizens.

I hope that we can all unite our hearts and pray for an immediate end to the war. We also express our solidarity with the people of the world who seek a peaceful resolution through dialogue.

2022.3.22

西南女学院大学・西南女学院大学短期大学部 学長 浅野 嘉延